ネットが繋がらず

人は「ルソンの台風のせいだろう」と言ってましたが・・・・
思い出してみると
ネットが繋がらないのは台風が来る前からでした

まあそこらへんは深く考えても仕方がないので・・・・

それはそうと
「あっ」というまに１０月が終わり１１月も初旬
もうそろそろ紅葉も山から平野部に移り
街を歩いても街路樹が彩りを深めている所も多いかと・・・

私は紅葉を眺め日本の秋をしみじみ味わうというには程遠く
１０月末にブタの出産が２回
オ～ルセインツディのためお墓の補修、ペンキでお化粧、そして掃除

１１月１日は子供の供養の日
１１月２日は親、祖父母の供養の日だそうで・・・

私のところは嫁さんの父、祖父母へのお参りですから
１日に花や好物だったものなどの買い物へ
２日にお参りを済ませてきました

最初の年
４年前のオ～ルセインツディ２日目
そこで見た光景を書いてみます

その日は太陽が燦々
日陰に入らないと暑い日でした

まずお墓の上のロ～ソクや花
これはどこの世界でも一緒でしょうし違和感はありません

お墓の上に人が乗っている
日本の常識からしたら少し違和感がありますが
なんせ通路が狭く３０ｃｍもないくらいですし、いつも誰かしら歩いてますから
仕方がないといえば仕方がないですね
まあそのためのコンクリ～トのお墓なのかも知れないですし

しかしあちらこちらに白いペンキを塗っている人が・・・・

日本の過剰労働の世界とは違い
時間をもてあましているようにしか見えないここで何故？

まあそれなりの理由があるのかもしれませんが
当日は貧しい人たちもそれなりの格好をしてお参りに来ます

しかしその人たちの服にはいたるところ白いペンキが・・・

「なんじゃこれは・・・・」

思わず目が点になる光景です

そしてよく眺めていると
当日ペンキを塗る方も塗るほうですが
そこを歩く人たちもペンキ塗りたてのお墓の上をドカドカと歩いています
したがってお墓は足跡だらけ・・・まだら模様

「ここは猿の惑星か？」

うそ偽らず書けばこれが感想でした

しかし人が離合出来ないので仕方ないのでしょう
ペンキを塗っている人もそれを許してます

塗っても塗っても足跡だらけ
そのうちペンキがなくなり諦めてそのままに・・・・

しかし見ていると誰も怒らないのです
気にしない顔をするか
瞬間的にちょっと悲しい顔をするだけなのです

服にペンキがついたほうも
足跡だらけにされたほうも・・・・

これが日本だったら
血相変えて怒り、抗議し、非難するでしょうね

後から知ったことですが
通路といわずちょっとした隙間全部に遺体を埋めてあるそうです

公共墓地でそこに葬るのは無料なのですが
もうずっと以前からいっぱい、もう埋める場所はありません

それでその横に新しい墓地を作ったのですが
ただし有料
買うか？賃料を払わないといけません

貧しくコンクリ～トのお墓を作れない人、土地を買えないリ～スできない人は
通路や少しの隙間の土の部分に遺体を埋めるそうです
少しお金がある人は小さなコンクリ～トに十字架と名前を刻み
それすら出来ない人は大きくならない木の苗を植えて記憶をなくさないように

コンクリ～トのお墓の上を人は歩いていきます
しかし通路や隙間はもっとたくさんの人が人が歩いていきます
小さなコンクリ～トは踏み潰され、木は根元付近から切られてしまいます

ほんの小さな隙間には子供の遺体が埋めてあるのでしょう
何もなくロ～ソクや花だけが置いてありますがそれも踏み潰されていきます

しかし怒った顔を見たことがないのです
悲しい顔をしてそれを直していくことはあっても・・・・

コンクリ～トのお墓の上を飛び渡られ壊された人も
怒りを見せることなく花やロ～ソクを捧げています

不思議な世界ですね

一言で言えば
「仕方がない」なのでしょうが・・・・

日本人だったら仕方がないことでも
「仕方がない」で済ませられるか？

怒りをどこかにぶちまけるのではないか？


そんなことを考えてしまいました



かなり暗くなってしまいましたね


曲にしましょう


「Tell me where it hurt」でも・・・・

いつものとおり本題と全然関係ない曲ですが・・・・

こうしているうちにいつ切れて
この次、繋がるのは「神のみぞ知る」世界で・・・

なんせレイテの田舎ですから

急がないと・・・・・


Tell me where it hurts




よくタクロバンのＦＭから流れてくる曲です

テレビに出てくる美人さんとはちょっと違いますが・・・・