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プロフィール |
Author:徳衛門
ほんのひとり言
青い空と酒があれば どこだって住めるさなどと 若者じゃあるまいし
しかし年は気にせず 姿かたちも忘れてしまい
世間様に恥と顰蹙を 撒き散らしながらも 生きてます
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日本とフィリピン 往復おやじのひとりごと フィリピンには愛しき妻子? 日本には世話のやける爺婆? こちらを立てればあちらが立たず? どちらに行っても肩身がせまい・・・ ハズですが・・・ 大きな顔してエンジョイしてます |
カズ美 |
実は一昨日カズ美が死にました 生後20日の子供たちを残して・・・・
今度で4回目の出産だったのですが 前回までの3回はほぼパ~フェクトと言っても良いくらい・・・
子供を圧死させたり怪我させることもなく 乳も良質なものが充分に出て子豚も健康 病気や下痢することもほとんどなく 最高の母豚といっても良いと思います
しかし今回出産前から体重が増えず痩せたまま 出産数も5匹と今まで7匹、9匹、10匹だったのに 信じられない数字でした
出産後も体調が悪いのか あまり食べずに横になっているばかり
しかし過信していたのです まあ私の思い込みなのですが・・・・
カズ美に預けておけばOKと 翌日生まれたばかりのナオ子の大きな子5匹を カズ美の部屋に移してしまって・・・・
ナオ子は前回が初産だったのですが 乳の出が悪く、急に倒れこむクセがあり 12匹の子豚では荷が重いのでは・・・と考えたのです
ナオ子の1匹の未熟児ばかりを気にかけているあいだに カズ美に移した5匹のうちの3匹が下痢をおこし 慌てて元に戻し懸命に介抱しましたが 生後3日後、5日後、7日後に死亡 今までにない散々な結果となってしまいました
生き物は難しいですね
それからもカズ美は具合が悪そうで エサも食べたり食べなかったり 立ち上がることが少なく水ばかり飲んでいました
砂糖水に少し塩を加えたものを与え続け 少し元気になったと思ったらまた調子がわるくなり それの繰り返しで・・・・
早朝、胸騒ぎがしましたが豚小屋に行くのを怖れ ヘルパ~のライアンが来るのを待って行かせました
そしてとうとう動かなくなったカズ美と対面したのです
生後45日のまだ小さかった頃から2年半 私たちもがんばったけれどカズ美もがんばってくれました
重い身体を6人がかりで外に出し 最初は埋めようという話だったのですが
私が「みんなで食べて飲もう」 そう主張したのです
このまま埋めても気持ちが重くなるばかりですし ショックが長引きそう みなさんが楽しんでくれたら気も紛れるし・・・・
それでとりあえず体を開いてチェックしてみようということになったのです
さっそくお湯を沸かし毛を剃ります
白い陶磁器のような肌に思わず
「カズ美 セクシ~ナ~」と声を出すと
「ス~パ~ホワイト マガンダナ~」と嫁さん
ついでに 「おまえの肌もこんなに白かったら 美白石鹸も美白ロ~ションもクリ~ムも要らなかったのに・・・」
もっとも嫁さんが白かったら 私と結婚することはなかったでしょうが・・・・
ピドイが解体しながら入念にチェック 見て臭いをかいで手で確かめていきます
「OK」
そこでいっせいに肉きりがはじまります まあ人数もいましたが「あっ」という間に捌いてしまい カズ美とは「さよなら」 ただの食肉となってしまいます
肉を捌きながらさっそく調理 ご飯を炊いて腹を満たしながらも料理を次々に作っていきます
私はペプシを買いに行き ライアンにはまだ来てない連中を呼びに行かせ
トバは日曜日のパ~ティの残りがまだ24Lあって充分だし
「さあみんな飲んで食え食え、歌って踊れ」
それから9時間飲みまくりました
忙しいのと、みんなと話し笑って飲んでると カズ美を失った悲しみも消え失せています
嫁さんとふたりだと苦い酒になって ケンケンがまとわりつくと邪険に扱っていたかもしれません
みなさんに感謝 そしてこの場を開けるようしてくれたピドイに感謝
このピドイ カレッジを飛び級で2年で卒業
あまり飲みもせず食べもせず 「今はしがないこれさ・・・」と笑ってますが・・・
ぐっすり寝て 翌朝余った料理を持って行きみなさんに配って終了
みなさんも喜び 私もカズ美をきれいさっぱり諦めることができて終了 振り返らずにすみました
失ったものは帰ってこない くよくよ考えるより これでよかったんだ・・・・と・・・・
ここらで曲にしましょう
今日の1曲は松田聖子さんの「瞳はダイアモンド」でも・・・・
瞳はダイアモンド
それにしても今週はよく飲みます
まあこれはこれで・・・
何もなくても飲んでますので 何かあったらもっと飲む
単純に割り切っていきましょう
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