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徳衛門

Author:徳衛門
ほんのひとり言

青い空と酒があれば
どこだって住めるさなどと
若者じゃあるまいし

しかし年は気にせず
姿かたちも忘れてしまい

世間様に恥と顰蹙を
撒き散らしながらも
生きてます

AquariumClock 2

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日本とフィリピン 往復おやじのひとりごと
フィリピンには愛しき妻子? 日本には世話のやける爺婆? こちらを立てればあちらが立たず? どちらに行っても肩身がせまい・・・ ハズですが・・・ 大きな顔してエンジョイしてます
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転居を考えた大きな出来事
今日は1月31日

旧正月で学校も休みとか
中国人のパワ~は素晴らしいものがありますね

人口比でいえば僅かなものなんでしょうが
昨日からテレビはチャイナタウンの様子を映し続け
学校まで休みにしてしまう

普通のピノイにすれば
旧正月なんて中国人のお店が休みなだけで
特別には関係ないような気がするんですけど、、、



さて、、、

数人の日本人の方から
私たちがレイテを捨てラスピニャスに転居したことを

「まあ、、、正解でしょうね」

そういっていただきました

もちろんどんなことでも物事には
良い部分、悪い部分を必ず併せ持っていて

どれが正解とは言い切れないものがあるのですが、、、


私がそれを決断した背景のひとつ
ある漁師の話でも、、、


私が11月12日にレイテに戻りましたので
13日から17日ぐらいの話なんですが、、、

レイテ湾の潮の流れは日によって風によって変わります
まあ湾の中を右回りするか左回りするかの違いだけなんですが、、

13日ガソリン1L 120P
まあ2倍の価格なのですが漁師は魚を獲らなくちゃ生活できませんし
思い切ってツケで買い、久しぶりに浜を出発

しかし出航してすぐ死体が浮かんでいます

彼は船を寄せ、死体を船に上げて浜に戻ります
もちろんその日はもう漁をすることはできません

翌日、彼はガソリンを少し買い足してまた出発

ピノイはバイクでも車でも今回走る分だけの量
必要最小限しかガソリン入れないんですよね

それは船でも一緒で、ちょっと深追いすると
浜のすぐ手前でガス欠

オ~ルを漕いで戻ってくるのをよく見かけます

ですから買い足さないとその日戻って来れないのです

その日のガソリン価格は1L150P

しかし、、、また死体が、、、

海の男の掟なのか?

漁をすることなく律儀にまた浜に戻ります
もちろん漁はできません

その翌々日またガソリンを買い足して出かけます
その日のガソリン価格は1L 180P

今度はかなり船を走らせても
途中で死体が浮かんでいることもなく順調

もうすぐ今日のポイントに到着

しかしそのポイントには大きな輪のようなものが見えたそうです

不安とともに到着すると、、、


やはり死体


それもロ~プに繋がって8人


台風の夜、海の水が家に入ってきたとき
きっと父親でしょうね
家族の誰ひとりとして失うことないよう
ロ~プでしっかり、、、、
ひとりひとりを結んだのでしょう

しかし台風による高潮、、、どころじゃなく
津波といってよいほどの大波だったのか
誰もが繋がったまま一気に流されてしまったのでしょう

その日は8人ですので船の上に上げるわけもいかず
繋いだまま浜に帰ったそうです

もちろんその日もガソリンを使っただけで1Pの収入にもなりません

「もう漁には出ない。借金が増えるだけだ」

そう言っていたらしいですが、、、

他にも何人か漁に出たのですが
魚ではなく死体を持ち帰っただけでその死体の数が違うだけ

もちろん彼らも被災者、家も失っています

そしてツケ、、、
いわゆる借金をしてとんでもない値段のガソリンを買い

それはもちろん家族の食費
家の再建

そのためにバクチにでたのです


しかし海で生きる男の掟なのか?

日本でも聞きますが、、、

その日の糧どころか借金を膨らませても
親戚でも知人でもない死者を弔う

本音を言うと誰しもためらうでしょうね

家では 魚=お金を待っている自分の家族がいるのですから

しかし「そんなことできるか!」

家族の「腹減った!」
サリサリの「ツケさっさと払え!」

その声が耳に響いても打ち払ってしまう


はっきり言って私にはできないですね

いくら海の男の掟で一度は従っても
二度、三度となると

「家族のため見逃してくれ」

きっと目をつぶって通り過ぎるでしょう

そしてその時点でそこに住む資格はないでしょうし


以前も書きましたが

クリポットってよく聞きますよね
まあ「ケチ」といった意味でしょうが

私の思い過ごしかもしれませんが

ただ「ケチ」というだけでなく
「持っている」のに使わない、払わない

この意味のときもあるようです

この場合の漁師だと
死体を土に葬ってやるためのガソリンを持っているのに
それを使わず見捨てる

誰かがそれを見ているわけじゃないのですが、、、

そのためなら「ツケはらえ!」「借金返せ!」の罵声にも
耐えるほどの

プライドというのか?
守らなくちゃいけないもの
ル~ルよりももっと根源的なものかもしれません

しかし私は外国人
守らなくちゃいけないものもまた違います

しかしそこにいればそのル~ルに従わなくちゃいけません

もちろん私はカミさんの親戚全員を助ける金なんて持ってないです
しかし全部とはいわず少しだけなら助けるお金はあります

ちょうど漁師が死体を浜に持ってきても
墓も作ってやれなし、供養もできないが
海の中でいるより、せめて土のなかで眠ってくれ

それと同じようなものなんですが、、、

それだけだったらできないことはないはずですが
私の事情として、それもできない

私には家族がいます

その家族のためにもここに住めないし

住むことも出来ないな、、、と


今回の話、転居の原因になったすべてではないですが
大きなきっかけになった出来事でした




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