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徳衛門

Author:徳衛門
ほんのひとり言

青い空と酒があれば
どこだって住めるさなどと
若者じゃあるまいし

しかし年は気にせず
姿かたちも忘れてしまい

世間様に恥と顰蹙を
撒き散らしながらも
生きてます

AquariumClock 2

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日本とフィリピン 往復おやじのひとりごと
フィリピンには愛しき妻子? 日本には世話のやける爺婆? こちらを立てればあちらが立たず? どちらに行っても肩身がせまい・・・ ハズですが・・・ 大きな顔してエンジョイしてます
カミさんの母が亡くなりました
今日はもう1月25日

涼しくて気持ちの良い風が吹いているラスピニャスです

火曜日の夜中2時半ぐらいだったか?
寒さで目が覚め、あわてて扇風機を止めましたが

体中が冷え切って

シ~ツをひっ被っても震えが止まりません

カミさんも起きて、毛布を被せてもらいましたが
まだガタガタと身震い

見かねたカミさんが身体を寄せてきて
暖かいというより熱い、、、

やはり身体の温度が全然違いますね

それで震えは止まり
そのままウトウトと寝ていたのですが

朝5時ごろ、カミさんから

カミさんの母親が亡くなったことを知らされました

元気な間は根性が悪すぎて 迷惑
病気になってからは手がかかりすぎ 輪を掛けて迷惑
ボケが進行してからは昼と夜が逆転し、これまた 大迷惑

生きているだけで迷惑な人だったのですが
カミさんにしてみればたったひとりの母親

涙ながらに話してました

私たちが転居を決めたとき
1番の問題が、、、この人

世話をしてくれる人を探したのですが誰もいず
以前から探していて誰もやりたがらないのは解っていたのですが、、、

旦那の親戚じゅうから嫌われていましたし
旦那の父親名義の土地に住んで
その肉親から総スカン食っていたんじゃ仕方ないですよね

最早これまで、、、と

以前ヘルパ~していたカノイ君の姉ジ~ナに頼み込み
2週間分の食料、ロウソク、灯油、石鹸などの必需品
それに給料前払いして

カミさんの兄に

「私たちは出発するけど早く迎えに来ないと、飢え死にするぞ」

さっさと押し付けたのです

ただ兄夫婦も昼夜が逆転した人間を
とてもじゃないが面倒を見れる状態じゃないし
一緒には住めないでしょう

以前書きましたが兄夫婦はマラボンのスクワッタ~地区に住んでいます

小部屋を借りるならスクワッタ~地区のほうがあるでしょうし
大きな部屋だと思いついたとき歩こうとしますしダメなんですよ

ベッドから立ち上がったとしても
いざというとき手で支えられるくらいの広さじゃないと
転倒に次ぐ転倒になりますし

さらに悪いことに本人はそれをまったく覚えていない

そんな状態なのです

大きな部屋でも24時間
8時間勤務で休みも入れて5人ぐらい世話人を雇える人だといいのですが、、、

1週間ほどで兄が迎えに行き、連れて帰ったのですが

兄にすれば鬼より怖い兄嫁エデン

家庭争議どころでは済まないことは火を見るより明らか

サンロケ出発、各乗客目的地区までの送迎付ワゴン
ただサンロケあたりの住人の到着地は
マラボン、カロ~カン、バレンスエラあたりのスクワッタ~

ワゴンが兄と母以外はすべて送り終わっても
なぜか?朝5時電話が入り

「今、ラスピニャスのSMの前にいる
 お金がないから貸してくれ」

家を教えると母を押し付けられると察したカミさん

「セブアナで送金するからとりあえず家で待っていて」

案の定、、、エデンは怒り狂い
苦情の電話が矢継ぎ早に、、、

カミさん、あとは電話切っていましたので
詳細はわかりませんが、、、


8年ぶりにマラボンのスクワッタ~に行きましたが
だいぶ様子が変わってました

明日のジョ~に出てくる「泪橋」
これを渡ると、、、

このシチュエ~ションは変わってないですが
丸太6本の橋が鉄製に変わり2ヶ所
立派なバスケットボ~ルコ~トもあるし

OFWの供出地点というか
田舎と海外を結ぶ中継地というか
エ~ジェントも出発前のスク~リングもマニラにありますし

お金はけっこう落ちているのでしょうね

兄の家も中に入ればタイルですし小奇麗です
台所の棚なんて我が家より凝っていますし

ただ以前住んでいたところはスクワッタ~ではないのですが
その土地の周りをスクワッタ~が取り囲んでしまい
どこに出ようとしてもスクワッタ~を通らなければ出れない

それで家賃1500P

ただ、兄嫁エデンはその1500Pが「もったいない」
近くのスクワッタ~の家が売りに出ているので買ったと、、、

ただ、、その家の親父

「キラ~」、、、まあ殺し屋家業ですね

警察に捕まり、刑務所に2年半いて獄中死
それをきっかけにそのカミさんは田舎に帰ると売りに出したそうですが

11000P

安いとだけいえるかどうか、、、


カミさんの母親
兄の家の壁と隣の家の壁との60㎝ほどの隙間で死んだそうです

カミさんは不満顔でしたが

「誰もそんなところにベッドを作って
 自分の親を寝かせたいとは思わないだろう
 どうにもならないし、仕方ないからそうしただけだろう
 責めちゃいけない」

涙ながらにうなずいていましたが、、、


防腐処理して、身体を洗い、着替えさせて
棺桶とその外側の白地に金のおしゃれな装飾用レンタル棺桶
あとレンタルではステンレスの十字架、ロウソク用の燭台
蛍光灯6本付きの燭台2個に名前のプレ~ト
棺桶を載せる台とカ~ペット

1番安いものを選んで〆て8500P

あと火葬費用で9000P

シニアシチズンのカ~ドがあればもう3000P引きだそうですが

レイテに忘れてきたのか?
元から持っていないのか?

今となっては不明ですし

カミさんも午前中に家を出発して翌日の午前中に帰ってくる
これを繰り返しています

昼間は短時間なら誰かに頼めますが
夜となると兄と交代でするしかないのでしょう


タラレバですが

台風が来る前に亡くなっていたら?

自分の家で死ぬことができて
母が亡くなればカミさんが喪主ですし
日頃は質素な暮らしをしているとはいえハポンの嫁
昼間来ればコ~ヒ~とお菓子
夜だとトバを飲めますし
最終日セミタリオに棺を運ぶのに参列したら
その夜は飲み放題、食べ放題

このような人にこれだけの人が参列するのか?

それくらい集まるでしょうね


もし台風が来なかったら?

これだと私はすでに到着していますし
酒好きな私、、、

生前は寂しい人生だったし
せめて墓場に入るまでは笑顔で送ってくれ

「せ~~~の、スマイル!」で毎晩大宴会

輪を掛けてすごいことになっていたでしょうし


せめて台風の後でも私たちがサンロケにいる間に亡くなっていたら?

台風直後に私が作った小さいながらも自分専用の家で死ぬことができて
私たちも物価の高騰にシビレあがりながらも
できるだけのことをしてやれたのですが

マラボンのスクワッタ~地区
棺桶が角を曲がりきれないと家にも入れず
上にシ~トで雨よけしただけの外で

お悔やみで尋ねてくれる人もいず
住人はただ通り過ぎるだけ

最後まであまりに淋しいものです

ただ救いは火葬してお骨を兄がレイテに持ち帰り
父の墓に入れてくると

父の墓の横にこの人用の墓をすぐ作れるようにしているし
お墓作ってタイルしても費用はそんなにかからないし

「いや~~父の墓で十分、それの方が本人も喜ぶだろうし」

今回、私に借金の申し込みはありませんでした






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