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プロフィール |
Author:徳衛門
ほんのひとり言
青い空と酒があれば どこだって住めるさなどと 若者じゃあるまいし
しかし年は気にせず 姿かたちも忘れてしまい
世間様に恥と顰蹙を 撒き散らしながらも 生きてます
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日本とフィリピン 往復おやじのひとりごと フィリピンには愛しき妻子? 日本には世話のやける爺婆? こちらを立てればあちらが立たず? どちらに行っても肩身がせまい・・・ ハズですが・・・ 大きな顔してエンジョイしてます |
分担制 |
9月10日 水曜日
今日も晴れ上がりそうです
フィリピンに縁が出来て10年ぐらいでしょうか 私のピノイ化も進んできて 何か、日本に違和感がでてきています
初めの頃はフィリピンで 「この人たち何やってんだろう」 こればかりが目に付きました
まあフィリピンは欧米式の分担制
自分に与えられた仕事だけして 後は、、、「知らない」「やらない」「興味もない」
仕事の効率なんて、悪いなんていうものじゃないですよね
フィリピン自体がまるで工場みたいなもので ネジを回すだけの人、箱につめるだけの人、それを所定の位置に運ぶだけの人 それを数えるだけの人、、、
まあ工場だったら必要人数を集めて割り振り それで動いてひとつの流れになるのでしょうが
工場以外でも、、、というより街で見るすべてがその調子
「この人たちバッカじゃない」
そう思ってました
カミさんは「分担するからこそ雇用がうまれる。ただし賃金は低いけど」
確かに一理はあるな、、、
まあアメリカでも都市からスキ~場までのバスで 運転手、車掌がいて出発時刻になりバスはほぼ満員 「まだ出発しないな」そう思っていると3人が乗り込んできて
1人目がお金を受け取りキップを渡す人 2人目がそのお金をバッグに入れる人 3人目は銃を持ったガ~ドマン
この3人の仕事は約7分にて終了
これにもシビレましたが、、、
フィリピンでもこれに似た風景はよく見ますよね
それに比べこの日本 ひとりでなんでもやりますし
究極をいえば「寿司屋さん」
寿司屋さんでも主人とおかみさん そのふたりに見習いさんがいたり、職人さんが数名いたり
しかし主人ひとりのところもありますよね
寿司にぎって、ビ~ルの栓を抜き、お酒の燗つけて 計算してお金をもらって、洗物して
見えないところでは 仕入れに行き、魚をさばいて、米を研いで炊いて 掃除、ゴミだしまでしちゃうという
この真反対の世界、、、
経営者だったらこれでもいいのですよね ひとりのほうが気楽ですし
まあだいたい職人さんですから 顔は笑っていても気難しいし、頑固だし
へんなヤツに自分の世界をかき乱されるより 一人気ままで、、、
しかし、、、日本って従業員にまでこれを当て始めますし
まあ高賃金を払うためには限りなく生産性を高める それはそれで仕方のないことかもしれませんが、、、
よく問題になっている残業
夜の11時になっても働いている
そりゃ~そうですよね 従業員に寿司屋させたら終わるわけはないですもの
ついでにお客さんがいなけりゃ客引きまでさせて それでも足らなきゃ広告打ち
その原案作り、写真まで撮らせ、印刷所との交渉までさせちゃ 終わるはずがないですよね
寿司屋さんもビックリ、、、でしょうね
残業しても残業しても仕事が増えていく
必然的にこうなりますし
こうなってくると家庭も破壊、自分自身も破壊されていき 何のための人生、、、
それでも定年まで自分を押し殺して勤め上げたとしても 定年でカミさんからは離婚 こどもたちからも何の愛情ももたれない
異常な世界ですよね
しかし家での会話はないし、家のことにはかかわらない 家とは風呂に入り、寝て、朝髭剃って、着替える場所
これだと愛情を持てというほうが土台ムリな話ですよね
分担制にすれば時間で終わり カミさんとの会話、子供との会話も生まれ 人間本来の生活が出来るのでしょうが、、、
しかし企業はそれまでさせてもまだ足りないと 結局、分担制をするのです
ただし、、、パ~ト社員、契約社員、派遣社員
そして社員はその管理、不始末の処理、そのクレ~ム処理まで、、、
日本でフィリピンやアメリカのような分担制をやれとはいいませんが
やはり分担制は必要だな
非正規社員だけの分担制じゃなく もっと大きな枠組みでの分担制
社員といえども人間ですし、機械じゃないんだから
そう思う、今日このごろです
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