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徳衛門

Author:徳衛門
ほんのひとり言

青い空と酒があれば
どこだって住めるさなどと
若者じゃあるまいし

しかし年は気にせず
姿かたちも忘れてしまい

世間様に恥と顰蹙を
撒き散らしながらも
生きてます

AquariumClock 2

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日本とフィリピン 往復おやじのひとりごと
フィリピンには愛しき妻子? 日本には世話のやける爺婆? こちらを立てればあちらが立たず? どちらに行っても肩身がせまい・・・ ハズですが・・・ 大きな顔してエンジョイしてます
葬儀について考えました


9月20日 土曜日

フィリピンはすごいことになっていますね
「バハ」「バハ」「バハ」

福岡も昨日から急に冷えて最高気温21℃
それに小雨

それでも母の病院に自転車で行ってきましたが
寒いのなんの、、、体感温度は10℃ぐらいで往復22kmほど

帰ってきてからビ~ルやチュ~ハイを飲む気にもなれませんでした


最近、母も落ち着いてきて
あの葬儀屋、仏具屋、写真屋まわりは

「いったいなんだったんだ」

そう思いましたが、、、

「人の死」について、身近に考えさせられましたね


一昨日だったか、病院にひょっこり「あの妹」が現れて、、、

「葬式にお坊さん呼んで戒名つけてもらうのに
10万円か20万円かと思ったら
最低で50万円、普通で100万円、、、余裕のある人は天井知らずらしいぞ」

「え~~~そんなにかかると?」

「おまえさん、、、おれの前には絶対死ぬなよ
もしそんなことが起こりそうなことがあったら、這ってでも交通事故にしてくれ」

「わかった。それでにいちゃんはどうすると?」

「おれはフィリピンで死ぬ」

「ふ~~ん」

そこで私の秘密計画を話しました


まずカソリックに改宗
死んだら血抜きをしてもらい庶民スタイルの葬儀
お別れに教会でミサをしてもらって火葬

まあここまでは大差ないんですよね

それからあらかじめ買っておいた蓋付ステンレスの20Lバケツに
焼き上がった骨を一粒残らず入れてもらって
カミさんとケンケンにレイテの我が家に持って行ってもらいます

好天の早朝、バンカをチャ~タ~して出発

お世話になったレイテ湾に大匙2杯ぐらい撒いてもらい
バンカはそのまま直進

レイテ湾を出て5~10kmの間に私の骨を撒き続けてもらう

バンカの費用なんてガソリン代こちら持ちで500P
大盤振舞いして1000Pも出せば「あなたもにっこり、わたしもにっこり」ですし

私の骨は太平洋の海流に乗って北上

途中で魚が「ぱくっ」と食べても消化せず
やがてフンと一緒にプッ!
そのうち海で洗われて元どおり北上を続けます

どこにたどり着くかは波と風しだい

黒潮に乗って、志布志湾、足摺岬か室戸岬それとも和歌山か
まだまだ流れて下田か御前崎か下田か銚子あたりに引っかかるのか?

何個かは「バイバ~イ」と奄美大島あたりで親潮に乗り、五島か壱岐対馬か
まちがって「お~~ラッキ~」と博多湾に入ってきたりして、、、

それは高望みでも、能登半島ぐらいには引っかかって欲しいですね

まあ風しだい、波の向くまま流れていくでしょう
私がいつの間にかフィリピンに流れていったように

日本にたどり着けなくてフィリピンの太平洋岸でも沖縄でもどこでもいいのです

白い砂浜にでも打ち上げられて
燦々と輝く日差しを受けながらノンビリと、、、

ときには暴風雨で流されてもまたどこかに流れ着く

暗く湿ってカビ臭いところに安置されるより
ピノイの骨とゴッチャにされて捨てられるより

夢があると思うのです

妹も「それいいね。でも日本だと許可がいるそうだけど、、、」

「天下のフィリピン!ぜんぜん問題なし費用もかからないし
オレはこれに決めたぞ」


だいたい日本の葬儀費用ってムチャクチャですよね

母が倒れた20年前、、、見積もりが300万円
腸閉塞になった7年前、130万円
今回、70万円ほど、、、

費用が下がっていったのは葬儀社の乱立で競争原理が少し働いたのと
年齢が上がるにつれ参拝者が減っていったのが原因です

しかし私は
「うんにゃ~~まだ高い!」と30万円あたりでおさえるつもりですが

昔の農家や商家みたいに受け継ぐものがあり
その披露であれば仕方ないでしょう
まあ結婚式と同じようなもの、お披露目ですから恥ずかしいマネはできませんし
ミエも入りますよね

そのミエで結婚式場、葬儀場は成り立つのでしょうが

しかし今みたいに核家族
受け継ぐものも何もなし

それに長生きしすぎで近所の人たちも90歳前後
この人たちに「お参り」に来てくださいともいえないし、、、

日本の義理人情の世界はまだ残っていて、迷惑をかけるだけですから

時代が変われば葬儀のやり方も変わってきますし
変わって当然ですよね
土台が変わってきているのですから

しかし変わらず伝統を守り続けるのも、、、

それはお坊さんのお経代と戒名代

父がそのお寺の納骨堂を買っていますので
これは逃げられないのです

それだけじゃなく納骨時も手ぶらでは行けませんし
お参りするときも寺の中に入りますからタダじゃ済まないでしょう

「坊主丸儲け」ちゃ~このことを言うんだな

いつごろからかお寺さんよく納骨堂を作り出しました

てっきりお墓を建てる土地がなくなり
アパ~ト形式にしたんだろうと思ってましたが
ちゃんと訳があるのですね

檀家制度が薄くなりお寺さんとの縁が遠くなった今
お墓だとお参りしてそのまま帰れるのですが

そのまま帰ってもらっちゃ「こちらが食えない」
こんなこと考え出す知恵者がいますね

私も坊主になっておけばよかった
今となってはアタマは一緒ですし

ただ、、、

人間って生きていくのもお金がかかるし
死んだあとでも、お金がかかるものなんだ

昔の人の「地獄の沙汰も金次第」

昔っからたいへんだったんでしょうね


勉強させてもらいました





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