|
 |
プロフィール |
Author:徳衛門
ほんのひとり言
青い空と酒があれば どこだって住めるさなどと 若者じゃあるまいし
しかし年は気にせず 姿かたちも忘れてしまい
世間様に恥と顰蹙を 撒き散らしながらも 生きてます
|
|
 |
|
日本とフィリピン 往復おやじのひとりごと フィリピンには愛しき妻子? 日本には世話のやける爺婆? こちらを立てればあちらが立たず? どちらに行っても肩身がせまい・・・ ハズですが・・・ 大きな顔してエンジョイしてます |
混ぜてナンボの米商売 |
10月28日 火曜日
今日は朝から晴れ渡っています
そのぶん放射冷却したのか朝方はよく冷え 思わずジャンパ~を羽織ってしまいました
もうすぐ冬になりますね
ス~パ~の米売り場でも各銘柄「新米」のシ~ルが出揃ったようです
思わず、、、炊き立てのご飯に生卵、塩シャケ、漬物に味噌汁
若いころ、この時期の温泉旅館の朝食だと ご飯3杯くらい食べてましたね
早朝の温泉に入った後は食が進むというか
まだ少し薄暗いなか起きだして、、、温泉にドップリ やすらぎと、なんともいえない嬉しさと
幸せを感じる瞬間ですよね
何でそんな気になるのか知りませんが 人によると、、、 母の胎内の記憶がよみがえり、そこに戻った気分になる、、、とか
眠気は一瞬で覚めるわりにリラックスできますし 意外と当たっているのかもしれませんね
そうすると日ごろはどうでもよい朝ごはんも 風呂から上がってもその余韻のまま 赤ちゃんのミルクのように、、、
なんとなく理屈が合いそうな気がしてきます
この時期になると、なぜか温泉が恋しくなりますね
あれれ、、、
今日は米のことでも書いてみようと思っていたら 温泉になっちゃいましたね
無理やり米に戻して、、、
レイテのときはご飯に対してそんなに不満はなかったのです しかしメトロマニラ、ラスピニャスに来ると、、、
米が高いし、美味しくないし「なんじゃ~これ?」
マニラより南北、、、特に北ですが米どころがいっぱいありますよね パンパンガ、パンガシナンなどのバスに乗って眺めていても 青々とした田んぼが永遠のように広がってますし マニラが首都になるのがよくわかります 米の大集積地ですよね
それに比べ、レイテなんて平地は僅かなものだし 隣のサマ~ル島は全部が山といってもよく、米はほとんど取れない そのためレイテから米を持っていっているのですが それでもマニラに比べ安く、美味しかったです
もちろんほとんど1番良い米を買っていたせいでもあるのですが
1kgあたり27Pから始まって 昨年の台風直後のドサクサ高値の40Pまで
もちろん今はレイテでもその金額じゃ売ってないでしょうけど
精米所で直接1サック買ってましたし 見本がイマイチの場合「ワライ モア ハイクオリティ?」などと言えば 店の主人「これじゃどうだ!」と見本が出せない少量米でも出してきてくれてました
それで特に不満のない、ときにはこれ日本米のレベルやん そういった米を食していたのに
マニラだとSMでもピュアゴ~ルドでも買う気にもならない米の色 米屋だと色だけはOKでも炊いてみるとバツ
とてもサックで買える様なものでなく 少量を目に付く店、手当たりしだい買ってもバツバツバツ
そして1kgの単価は上がっていくばかりで 「どこまで行くんだ~~」といった調子です
なんでかな、、、?
そう考えていたとき思い出したのが 若いころの米屋のジジイの話
「米屋というのはな、混ぜてナンボの商売なんだ」
話を聞いてみると、、、要はブレンダ~
いかに混ぜて、その範囲内での高値を取れるか ここが腕の見せ所
まあ安く買って高く売る 原料を混ぜて(加工して)付加価値を付け高値でさばく
日本人が持っていた日本古来からの商売というか 戦後日本の加工貿易を先取りしていた商売というか
しかしフィリピンの安い米だと見た目で分かりますが 日本米って見た目であまり判別できませんよね マニラだと3ヶ月前の60P以上の米を見比べるみたいなもので
これは炊いてみて食べてみないとわからんばい、、、
酒だと 色、香り、照り、口に含んで甘辛酸苦味と香りの鼻への抜け具合 あと、後口、残り香 こんなものお猪口半分、加工せずに済みますし
タバコでも火つけて一服すれば瞬時にわかるそうですが
しかし米のプロたちはこれを炊かずに、、、味見せずに混ぜ合わせ そのときの相場のなかで高値を取りつつ売っていく
考えてみたらス~パ~マンみたいな人たちですね
値札に高値を付けるのはカンタンですが消費者が決めることですし 割高だと誰も買わず、、、といったことになりますしね
今の日本、米屋さんが減って大手の米販会社のパックした物が流通してますが それはそれなりに販売競争がある以上ブレンド技術を競い合っているのでしょう
食品ス~パ~とホ~ムセンタ~では同じ銘柄米の袋でも 価格と品質に違いがありますし
考えてみたらレイテの米が美味しい
これは上質の米を単品買いしていた為なんでしょうね これを近所のドラッグの米屋で買うともう混ぜ混ぜ
タクロバンだと競争がもっと激しいので 小売店に入る前に精米所兼卸問屋の競争段階で混ぜ混ぜ そして小売でもっと利益を出すために混ぜ混ぜ
これが、、、セブや特にマニラなんて来ると、、、
短粒米でもいったい何が入っているのか分からないくらい混ざっているでしょうね たとえ袋だけはヌエバエシハ産の良質米でも、、、
これじゃ~美味しい米にはなかなか行き当たらないというか 当たるハズがない、、、こう言ったほうが早いような、、、
まあそれを考えるとレイテの田舎っていうのも悪くなかったような気がします
この米は美味しい美味しくないどころか この米を作るときに農薬や除草剤を使っているかどうかさえも分かりますし
ケンケンが赤ちゃんのときロヘリオが
「お前のところはベイビ~がいるからあそこの米は旨いけど良くない 向こうのアイツから直接モミで買え」なんて教えてくれてました
今、ラスピニャスにいると
遠いことみたいに感じてしまいますね
今まで日本の米をフィリピンに持ち込んだことはないのですが
今回渡比するときには持ち込んでみたい気がします 日本とマニラではもうそんなに価格差もないですし
品質はこれまた、、、まったく、、、
ですしね
スポンサーサイト
|
|
 |
|