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プロフィール |
Author:徳衛門
ほんのひとり言
青い空と酒があれば どこだって住めるさなどと 若者じゃあるまいし
しかし年は気にせず 姿かたちも忘れてしまい
世間様に恥と顰蹙を 撒き散らしながらも 生きてます
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日本とフィリピン 往復おやじのひとりごと フィリピンには愛しき妻子? 日本には世話のやける爺婆? こちらを立てればあちらが立たず? どちらに行っても肩身がせまい・・・ ハズですが・・・ 大きな顔してエンジョイしてます |
病院に行ってきました |
11月30日 月曜日
ポカポカと小春日和で ここ数日寒かったので嬉しくなってしまいます
前回の休みの25日に父の病院に行ってきました
どんなところだろう?
恐る恐る、、、
自転車を漕ぎながら
怖くても現実をしっかりとこの目で見て ありのままを受け入れるためにも前に進まなくちゃという気持ちと 見たくない!見ても受け入れたくない 前に進みたくないし、進んではいけないという気持ちが入り混じって
道中が長かったですね
しかし
やがて、、、到着し
受付で面会の書類を書いて判をもらい いったん外に出て通路を通って1棟に
しかしガラスのドアが閉まっていて入れません
そうしているうちに職員さんが出てこられて インタ~フォンの場所を教えてもらい
考えてみたらごく当然なんですが 気持ちが浮ついて、、、
何も考えられない 何も見えてない状態だったのです
ボタンを押すと明るい声で「すぐ行きま~す」と
その声で少し落ち着きました
中に入ると「新しい」「きれい」「クリ~ン」
思い描いていた雰囲気とはまったく違い 戸惑いを感じながら歩を進めました
そして以外にも、、、
看護婦詰所の前に食堂があり父が座っているのが見えます
詰所に面会の書類を提出して前に立つと
「お~~あんたが来てくれたのか」 「あんたが来てくれて胸のつかえがとれた」と喜ぶ父
横に座り話していると 現実と夢の中の話とが混じっていましたが すぐに私の胸のつかえも取れていきました
来てよかった
面会は4時までらしいのですが 家で雑用が重なり遅くなってしまい
「4時半に行ってもいいか」と電話して 承諾を得て行ったのですが
5時になり「そろそろ」と思ったのですが 父が「せっかく来たんだから、もう少しいいじゃないか」
まあ、、、そうですよね
それで座り直し、また話しだしました
「あんたも長年人徳者で通っていたけど年を取れば地が出てきて 腹かき坊主になってしもうたみたいやね しかし腹かいたり、人に文句言ったりしたらいかんよ」
「うん」
「人から世話してもらえるから生きていけるのだし」
「うん」
わかっているのか? わからないのか?
まあわからないからこそ この病院に入って投薬を受けているのでしょうけれど
中にいる人たちも患者さんなのか? 若い人も多いし、、、
ボランティアの人たちかな?
雰囲気も良いし、落ち着いた空間で安心して話すことができました
5時半になり夕食の時間も近くなっただろうと腰を上げると 今度は父もすがりもせず
「じゃ~また来るからね」
握手して、左右の手を交互に握りしめると 父の目に涙が溜まってウルウル状態
背中をさすりながら 「また来るから、元気にしていて」
「うん」「うん」と頷く父
帰るとき看護婦さんに声をかけ同行してもらい 玄関の鍵を開けてもらいながら
「あの若い人たちはボランティアの人たちですか?」
「いえ、全員患者さんですよ」
帰り道、、、
肩の荷が下りたというか 行ってよかった
思い切って、、、
本当に思い切って、、、
行って良かった
私が持っていたイメ~ジと違って 不思議な空間だったけど
あのゆっくりと時間が流れるなかで 夢と現実との間をさまよい歩きながら
やがて、、、
夢の中の住人になっていくのも良いのかもしれない
怒ったり、苛立ったりするより 父もそちらのほうが幸せだろうし
本当に行って良かった
そう思いながら、、、帰ってきました
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