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プロフィール |
Author:徳衛門
ほんのひとり言
青い空と酒があれば どこだって住めるさなどと 若者じゃあるまいし
しかし年は気にせず 姿かたちも忘れてしまい
世間様に恥と顰蹙を 撒き散らしながらも 生きてます
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日本とフィリピン 往復おやじのひとりごと フィリピンには愛しき妻子? 日本には世話のやける爺婆? こちらを立てればあちらが立たず? どちらに行っても肩身がせまい・・・ ハズですが・・・ 大きな顔してエンジョイしてます |
カミさんはヘタクソ |
5月30日 月曜日
昨日は1日中雨が降り続きましたが 今日は打って変わって青空が広がって、、、
今、洗濯中ですがそれが終われば 草取りや梅の木の剪定など庭仕事が待っています
やっぱり、、、日本人って
貧乏暇なしというか、、、 忙しくしなくちゃ気が済まないみたいですね
ところで、、、
先週だったか、先々週だったか? スカイプを開くと カミさんからのメッセ~ジで
ケンケンをSMラスピニャスのなかのクリニックに連れて行ったが 「来年、11歳になってからまたおいで」と言われたと、、、
クリニックといっても息子が病気になったわけではなく 「割礼」、、、チンチンの皮を切りに行ったのです
そして、、、 もうすぐ雨期になるし、もう来年にするしかないだろうと
まあ私の息子ですし、一人っ子ですから 甘ちゃんですし
説得しても 「明日、話をしよう」 再度説得しても 「じゃあ来年する」 今度こそはと追いつめても 「どうして赤ちゃんの時にしてくれなかったのだ」
「逃げの一手」でかわし続けます
私だと有無を言わさず追いつめ、サッサと連れていくのですが カミさんはフィリピン女ですし
甘いというか優しいというか
それで取り逃がし 悔しがったり怒ったり
しかし、、、突き放すことは出来ない
息子はどうも、、、 そこらあたりは見抜いているみたいです
カミさんは去年も失敗したことだし 今年こそは夏季休暇の間になんとかやり遂げようと 不退転の決意で3月末から説得に次ぐ説得
ようやく本人を引きづり出してクリニックに行ったものの そこでも抵抗を試みられ カミさんはここで後退してなるものか!と踏ん張ったが
医者の方が降参したらしく
断念せざるを得なかった
その悔しさは「断腸の思い」だったみたいで、、、
私は「これはマズイな」とは思いつつも 9連続夜勤の最中だし
とりあえず、、、時間を頂戴と当たり触らずの姿勢でした
それで先週、水曜日の休みのとき
「ケンケン、、、おまえダメな~~ 来年またおいで、、、というのは I hate you. Must not come here again そんな意味のことを、きれいな言葉に変えて言っているだけなんだぞ」
「、、、、」
そこでカミさんにも「何でちゃんとやらせないんだ」
まあカミさんはおカンムリで
「私は何度も何度も話しして本人を納得させて連れて行ったが 医者の前だと話を変えてしまった」 そういってましたね
そこで二人に
子供の成長は早い 来年になるとケンケンの体ももっと大きくなって 切るのももっと大きくカットしなくちゃいけない
カットするならなるだけ小さいほうがいいしそれに越したことはない
それは日本などの先進国の手術とフィリピンの手術と一緒で 日本だと2~3cm切るだけだから当日か1~3日で退院 すぐに日常生活に戻り、仕事もする
フィリピンだと遅れているというかヘタクソ 同じものでも15cm~20cmも切るから1~3か月も入院 そのためにお金もかかり 世話する人も長期間かかりっぱなしになるだけじゃなく それが原因でよく死ぬ
どっちが良いかすぐわかるだろう
だから良いのは身体が1番小さい赤ちゃんのときだが 赤ちゃんは身体が小さい分、体力もないし危険を伴う
ましてや我が家はタクロバンから1時間以上も離れているレイテの田舎だったし 細菌が入り高熱を出しても後手後手になってしまう
ロ~カルピノイなら、もし赤ちゃんが死んでも 子どもは次から次から生まれてくるので諦めるが 私たちは子どもはケンケンひとり、、、そう決めていたし そのケンケンを失うわけにはいかない だから赤ちゃんの時や小さなころにしなかったのだ
しかしもうケンケンは成長して体力も付いたし 今度は体の成長が進む方のリスクの方が大きくなった
「YES」
「ALL PINOY DO IT. TRY IT ! DO IT」
「、、、、」
頭では理解できても、やっぱり切る 血が出るってことには誰しも恐怖感があるし
そこで、、、アメ作戦
もしケンケンがカットしたら 「おめでたい」ことだし 「CONGRATULATIONS!」だ
ジョリビ~でもマクドでもどこでも行って 好きなもの注文していいし 帰りにレッドリボンでケ~キ、ついでにアイスクリ~ムも買っていいよ
「YES! I DO IT TOMORROW!」
話は一発で終了
カミさんはあきれ顔でしたけどね
まあカミさんはコツコツとまじめ型 「誰でもやることだから」と正論でいったのでしょうが
やっぱり子供にはですね、、、
中国人並みの、、、 相手が喜ぶ「鼻薬」を嗅がせないと、、、話がまとまらない
カミさんには中国人の血が入っているのですが 性格が性格だけに「ヘタクソ、、、」なんですよね
そこで、もう雨期に入ったとしても ここでは薬や消毒、抗生物質もあるから大丈夫だけど 金曜日、土曜日の手術は避けるように 土曜日の夕方から月曜日の朝までクリニックが閉まってしまうし 私がいれば何とかするがお前さん一人だと立往生するぞ
それだけは念を押しておきました
カミさんの「雨季は良くない」というのもロ~カルピノイの風習で 麻酔もせずにカット、それが終われば子どもは一目散に海に走り 海水の中に浸かって消毒 後はときどきグアバの葉をもんで塗りこみ お母さんやバアちゃんのスカ~トをはいて過ごす
この世界の話ですから、、、
これじゃ~~具合が悪くなったり、死んだりするのも出てきますよね
木曜日は早朝から熊本に行っていたのでスカイプできず 金曜日は何事もなかったような二人でしたから特に話題にすることもなく
以前のカミさんの口ぶりでは
SM内のクリニックは顔をつぶされたので行きたくない 他を探すと言ってましたし
私としては、子どもがしたことだから そこまで気にすることはないと、、、思ったのですが
日本人とは違う「恥」の概念を持っている人たちですから あえて、強制する必要もないだろう、、、と
そして翌日の土曜日の夜
私がPCをONにすると同時にスカイプの青が橙色に変わり 開くと
「HELLO PAPA」の文字が
コイツら待ち構えていたな、、、
ビデオ通話をONにすると カミさんもケンケンもニコニコ顔 ふと、ケンケンの姿を見ると私の中国製超デカパン1枚27Pをはいています
「あれ~~ケンケン、、、パパのパンツか~~?」
「YES」
すぐに息子は立ち上がり パンツを下げると
息子のチンチンはガ~ゼに包まれています
「あれま~~今日は土曜日だぞ 大丈夫か~~?」
カミさんは以前とは打って変わり
「女医さんが大丈夫だしゼンゼン問題ないと言っていた 次のチェックアップ日は火曜日でOKだし 薬と抗生物質をもらって全部コミコミで1400P タクロバンよりはちょっと高いけど許せる範囲だし、、、 塗り薬はベタダインでいいそう アルコ~ルはしみて可愛そうだから使わない方がいいって」
私の注意を無視したのは気に入りませんが カミさんにすれば この瞬間を逃すといつになることか、、、
その気持ちが走らせたのでしょうね
CAAといってスクワッタ~地域のそばですが BFホ~ムズの入り口だしインタ~ナショナルスク~ルや病院があるところで 私はてっきりこの病院なのかと思っていたら その近くのKUMONが入っているビルにある小さなクリニックだそうです
鼻薬の効果はてきめんで ケンケンは自分が先頭になって診察室に入っていったそうで すんなりと手術も終了
「ケンケン、、、アライか?」
「A LITTLE」
しかし顔はスマイルですから問題はなさそう
ただ手術が終わってから帰宅するとき トライスクルの乗り降り時は顔をしかめていたのと 家に戻っても2階への階段を登れなかった、、、と
まあ少しの痛みぐらいはありますよね
これで今年1番の課題は終了
息子にはツライ事、やりたくないことでもしなくちゃいけないこともある
そして、それをやり抜けばパパがご褒美をやるから これからもがんばってトライしていけ
息子は悪ノリして
「I WANT SPAGHETTI、、、AND CHICKEN CURRY」
カミさんが「オ~~ ライカ フェスタな」
私はそれを聞いて、ふと、、、思ったのですが
これくらいのモノでも我が家では フェスタか誕生日などのおめでたい日の特別料理なんですよね
なんとなく、、、戦前の日本のような風景ですが、、、
「ケンケンいいぞ~~ でも同じ日に二つじゃなくて月曜日にスパゲッティ 火曜日にチキンカレ~にしたら」
「NO!火曜日はチェックアップのあと公文に行って ジョリビ~で6個入りのチキンバケット ケンケン3個、ママ3個、そう決めていたじゃない」
「そうだったね じゃあチキンカレ~は水曜日にしたら」
「OK!」
それで喜んでいます
まあカミさんには レイテのときは毎年フェスタしていましたが こちらに来てからはやってないし
ちょうどフェスタシ~ズンだし 「健太郎のおめでとう」で作ってくれな、、、と
しかし去年もダメでしたし 今年の最大の懸案事項で カミさんも「もうダメか?」と思っていたことが
手術当日のジョリビ~のハンバ~ガ~1個とチキンナゲット2個 3日後の検査日の鶏のから揚げ6個にて解決
考えてみると、ウチの息子は安上がりですね
まあ我が家の経済事情でそうなっていったのでしょうが、、、
カミさんも早くそのことに気が付けば ホンの僅かなお金で 怒ったり、あきれたり、絶望しなくてすんだのですよね
まあ何事でもやってみなくちゃわからない やってみること、、、経験が大事だと
カミさんだけじゃなく息子
約2名も考えたでしょうし わかった数日だったことでしょう
それはそれでヨシ
そういうことで、OKでした
、、、ということにしておきます
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