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徳衛門

Author:徳衛門
ほんのひとり言

青い空と酒があれば
どこだって住めるさなどと
若者じゃあるまいし

しかし年は気にせず
姿かたちも忘れてしまい

世間様に恥と顰蹙を
撒き散らしながらも
生きてます

AquariumClock 2

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日本とフィリピン 往復おやじのひとりごと
フィリピンには愛しき妻子? 日本には世話のやける爺婆? こちらを立てればあちらが立たず? どちらに行っても肩身がせまい・・・ ハズですが・・・ 大きな顔してエンジョイしてます
武蔵坊ウィルソン
今日は近所に住むカミさんの従兄弟ウィルソンの話でも、、、

彼はまあ頭も良くなく、気も利かず、、、
よくいるピノイですが

身長180cm骨太のガッチリタイプ
栄養状態が良くないのかムダな贅肉はまったくなし

私もそうでありたかった、、、と思える体つきです

体力勝負となると俄然、力を発揮するタイプで
家を建てるときにヘルパ~として雇ってました

元々、家を建てるときカミさんに

「身内はすぐ甘い考えをするし、それが他の者に伝染しても困るので
 お前の身内はこの仕事には雇わないから外してくれ」

そう伝えていたのですが

大工はアバウトですがそれなりのグル~プを組んでいて
仕事のときはそのグル~プの人間で調整しているらしく
私には素性を隠して働いていた従兄弟2人のうちの1人です

まあよく働いてくれましたし

本当のところは
家を建てる直前、まず冷蔵庫を買って氷を作り
毎日、皆の者に冷たい氷水をじゃんじゃん飲ませるかわり
佐川○便なみに「トコトンこき使って」やったのが正解なのですが、、、


その彼に家を建て始めた2日目に長女が生まれました

やはり初めての子は可愛いらしく仕事が終わって疲れているのに
毎日縁側で抱っこしてましたね

それから半年後、健太郎が生まれ

「いいね。男の子で。私も男の子が欲しかった」

「まだお前は20代なんだからもう一人作ったら
 オレは年だから一人しかムリだけど、、、」

「欲しいけれど2人はムリ、育てきれないし」

まあ彼の給料は1日150P
仕事が切れればバンカを借りて漁師です

ガソリン買って漁に出ても水揚げは半々
半分からカソリン代払えばいくらも残りませんが

元々不器用な男ですし
「要領よく」とか「世の中をうまく渡っていく」なんて
無縁な人間ですから、、、


しばらくしてフェンス作りが始まり彼もスタッフの一員に加えました

それから4ヶ月フェンスも完成し、お役御免になりましたが
その後もときどき雑用で使ってました

そんなある日の夜ベランダで皆と飲んでると
前の道をウィルソンの嫁さんのロットロットが歩いていきます

こんな時間に何かな、、、?
小さな子供もいるし、旦那はここで飲んでいて世話する人もいないのに

しかしこちらを見ることなく通り過ぎています

じっと見ていたランシ~が

「ウィルソンおまえ危ないぞ、、、ロットロットナイフ持っとったぞ」

「なんじゃそれ、、、?」

ランシ~が話すには
少し前、給料日の週末、スッタフ揃って近所のビデオケ屋に行ったらしく
4~5人いる女のひとりとウィルソンが意気投合

数回行くうちにすっかり仲良くなり
帰るとき出口のドアの前でキスしていたのを
最近、旦那が少しおかしいと、、、
外で監視いる嫁さんにしっかり見られたそうで、、、

「なんじゃ~~それ?おまえそんなことしとったのか?」

ウィルソンは下を向くばかり

そのときウィルソンの嫁さんは来た道を戻りうちの前を通っていきました

たしかに、、、

手の先には光るものが見えます

「どへ~~」

それにしても、、いつも思うことですがピノイは目がいいのですよね
彼の嫁さん左ききですから行くときは陰になって私は全然見えなかったのですが
彼らは全員しっかりと見ているのですよね

「ウィルソンすぐに家に帰れ」

「今帰ると、、、、」

「時間が遅くなればもっとややこしいことになる。とっとと帰れ」

しかしモジモジしています

彼が自分の家で死ぬ分にはそれはそれで、、、
しかし我が家のフェンスの内側で死んだとなると、、、

「終了、終了 フィニッシュ~~!!」


一瞬そう思いましたが、、、


「ウィルソン、嫁さん連れて来い
 ここで飲んで話をしているうちには気も落ち着くだろうし」

しかしビビッて腰を上げません

仕方ないのでカミさんに事情を話し迎えに行ってもらいました


それからはクソミソ

「おまえがか~~?」「あの女どこがいいとか?」

ウィルソンは下を向いたまま、、、

確かに「お水」の女ですから
なんとなく、、、の雰囲気は持ってますが特別美人でもないし

ウィルソンの嫁さんのほうが色は真っ白だし美人です
ちょっと顔は大きめですが、、、
よくまあこんな取り得のない男と一緒になったなというくらい、、、


ロットロットはしばらくいて
「子供の様子を見てくる」と言って帰りましたが、、、

ウィルソンは完全にビビッてしまい
「もう大丈夫だ」と言っても腰が引けてなかなか帰ろうとしません


次の朝、様子を伺いがてらウィルソンの家の前を通ると
とりあえず生きてましたのでひと安心

帰り道ランシ~に会ったので

「ウィルソン、ノ~パタイ」

彼もうなずいてましたが、、、


しかしピノイは、、、

しょうもない女よりも家族の今日食うメシのことを考えろよな
まあ1回に80Pも使ってないらしいですが、、、


、、、と言いつつも、、、


ちょうどその頃、米の値段が一気に高騰
危機感を感じた日ごろ働かない連中も働く意欲を見せ供給過剰に
物価の驚異的な値上がりに対し、逆にヘルパ~の賃金は下落

この際だから

「ウィルソン、おまえに余分な金を渡したらロクなことはない
 今度から給料100P、 それでいいか?」

「OK」

悪どいヤツですね。私って、、、
我ながら「鬼のようなヤツ」だと思います


まあウィルソンも死なずに済んだし
小さな子供もいるのに夫婦別れもせずに済んだことだし
よかったよかった


なのですが、、、



死なずに済んだかわり
その9ヵ月後、長男が誕生しました

家庭崩壊を防ぐために
家族計画を忘れて頑張ったのでしょうね


ただ、、、

以前、彼が言っていた通り
子供が2人だと育てるのはムリと、、、

去年家族4人でマニラ、マラボンのスクワッタ~に流れていきました




曲にしましょうね


寺尾聰 「出航 SASURAI」




出航 SASURAI







フェンス工事のあと敷地内に小さな池があったのでそれを埋めていたとき
バケツをひっくり返したような土砂降りの雨

今日は仕事にならないから休みにしようと思っていたのですが
ヘルパ~3人が「仕事がしたい」
まあその日暮らしですから、、、

それで石運びをさせました

窓から見ると土砂降りの中、3人は朝から必死になって石を運んでいます
しかしピノイ、そろそろ気合も切れるのではと思える10時半
私も上半身裸で参加

ウィルソンがセメント袋の上辺の両端を持ちもう一人がスコップで石を詰め
7分目になるとそのままランシ~目がけてそのセメント袋をブン投げるのですが
中身は石ですので重さ50kgぐらいになります
それを高さ2.5m距離10m以上飛ばすんですよ

それをランシ~が頭の上で袋の下辺両端をキャッチしてそのままひっくり返す

激しく降り注ぐ雨の中、その鬼気迫るウィルソンの姿はまるで

「武蔵坊弁慶」

今日中には終わらないと思っていた石運びも3時前に終わってしまいました


そんな彼ですが
流れていったマラボンの家も追い出されたそうです

もうひとりのヘルパ~、カノイに運転免許を取らせていたとき
ウィルソンも恥ずかしそうに「運転を覚えたい」と言ってたのですが

「今はカノイをやってるから後でな」

そのままになってしまいました

あの時運転を少し教えて1000P渡して
プロフェッショナルライセンスを取らせてやるべきだった

余分の1000Pぐらいの仕事は十二分にしてくれていたのですが、、、

今、少し後悔しております












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