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徳衛門

Author:徳衛門
ほんのひとり言

青い空と酒があれば
どこだって住めるさなどと
若者じゃあるまいし

しかし年は気にせず
姿かたちも忘れてしまい

世間様に恥と顰蹙を
撒き散らしながらも
生きてます

AquariumClock 2

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日本とフィリピン 往復おやじのひとりごと
フィリピンには愛しき妻子? 日本には世話のやける爺婆? こちらを立てればあちらが立たず? どちらに行っても肩身がせまい・・・ ハズですが・・・ 大きな顔してエンジョイしてます
死の行進ル~トを歩いてみました ⅳ

木曜日 朝3時40分起床

股ずれの部分は広範囲に広がり
寝る前にオロナインをいっぱい摺り込んだにもかかわらず
手で触ると熱をもっています

こりゃ~どうするかな?

今日中に終わらせたいのですぐ出発したいのですが
股ずれも気がかり、、、、歩けなくなっちゃいますし

いつもの私のクセで、考えても仕方がない
薬塗って出かけよう

そしてホテル用のパンツ
ガイサノタクロバンで買った
3枚100Pの薄く柔らかい生地の短パンなんですが
これを履いたままいつもの速乾の短パンを上に履いて出かけたのです

4;10出発

歩いていても痛くない、、、

太ももは腫れ上がっていますので
生地に当たっているのは分かるのですが、、、

「おっ」これはいけるかもしれんぞ

5km歩いても10km歩いても痛みは感じません

普通だと短パンの下にはボクサ~パンツ履いているのですが
今回の暑さ、、、速乾の短パン直接履いていたのです

速乾パンツ
汗で体に張り付かないように少しガサついて
それで汗をすぐ乾かしているのでしょうが
乾けば塩が残り結果としてサンドペ~パ~になっていたのでしょう

この2日間の苦闘はいったい何だったのか?

普通にやっていればよかったものを、、、

それに3日目というか4日目で体も少し慣れてきたのか
昨日までの脚の痛みもあまり感じませんし

この調子のときに出来る限り距離を伸ばそう

67km石碑だったか?またバイパスと合流し
サンイシドロの長い直線が始まりました

なんせ木がないので日陰はナシ

見るだけで気落ちしそうな
長い電柱の列が永遠と続いています

まあ直線ということは最短距離なんだろう
気持ちを切り替えて、、、、前に進みますが

しかし見るだけでイヤになりますから
視線を下げ、目を細め、目に入る光量を落とし
口は閉じたまま明けないようにして
全身の力を抜き、頭と胸だけ少し前方に出して
足が勝手に前に出てくるような歩き方

眠くなっても今日は寝る時間はないですし
とにかく疲れないような歩き方で歩いてみました

喉も渇かず水を飲む回数も一気に減って
速度は速くなくても圧倒的に休憩時間が少ないですから
けっこうキロ数は伸びていきます

最初っからこの歩き方すればよかったな

まあ今回はここまで体力が衰えているとは考えていませんでしたし
できれば2日半、飛び地を含めて3日間
これで片付けてやるぞ

恥ずかしながら、その意気込みだったのです

足が前に出ないときは大きく手を振って
スピ~ドが遅いときは腰をロ~リングさせて速度を上げる

確かに日本では効果的な方法なのですが
この暑さのフィリピンでは異常に体力を消耗させてしまいます

しかしこの時点では半日なんて絶対にムリ
何とか暗くなっても今日中に最終地点にたどり着きたい

それだけ、、、

そのためには休憩せずに歩き続けなくては、、、

ただこの歩き方の欠点は
歩きながら寝てしまうことなのです

歩道に止まっていたバイシケルドライバ~に

「Are you sleeping?」なんて声かけられて、、、

蛇行しながら歩いていたのでしょうね

やがて大きなガソリンスタンドを挟んで道が左右に分岐
左が大きなバイパス、右が小さめの国道っぽい道

その分岐点の俣の部分に82kmの石碑が立っていました

今までだとこういった建ち方をしているときは
右が正解なのですが、、、

ただ左の標識はサンフェルナンド
右はバコ~ル?ボコ~ル? タウンプロパ~

右のような気がして仕方ないのですが
右に行って間違ったことに気付きまた戻ることを考えたら、、、

安全策で左のバイパスを歩きました

それから数km歩いても石碑はなく
やはり右だったな

しかし戻ってまた歩きなおす体力も気力もナシ

歩き続けました

もうたいがいにサンフェルナンドに着いてくれよ
建物ぐらい見えていいのに、、、

川を幾度か渡りまた標識が、、、

右、バコ~ル?ボコ~ル? タウンプロパ~

目をやると、すぐそこに古い教会らしきものが見えます

旧道だと木も多いだろうし
バイパスの炎天下の太陽に晒されずにすんだのに、、、

標識にサンフェルナンドとこの地名を入れてくれよ

フィリピンですから望むほうがムリなことは
重々承知はしておりますが、、、、

しばらく歩くとまたまた
右 バコ~ル?ボコ~ル? タウンプロパ~の標識

ここらあたりで一気にアゴが出ましたね

サンフェルナンドの街5~6km手前くらいでしょうが

500m歩いては休憩
また500m歩いて休憩

それの繰り返し

やっと街らしきものが見えてきて
高架を右と教えられたものも見えてきました

旧道との交差点を右に曲がり
人に尋ねると、ポリスに聞いてくれて

TOTALのガソリンスタンドを左

歩いていくとやっと昼に分かれたまま姿を見なかった
DEATH MARCHの石碑が夕暮れの中、建ってました



IMG_0963.jpg




左には工場跡
機関車の修理工場跡かな?とも思いましたが
道路の反対側には貨車に積み込むコンベア~跡みたいなものも見えますので
何かを作っていたのかもしれませんね

さてさてサンフェルナンド旧駅舎はどこかな?

歩いていくと右側に巨大な役所の建物のようなものが見えます

たしかポリスが教えてくれたときも
大きな建物の前で、これと同じような建物の前で左に入る

そういってましたね

そこで若い夫婦連れにたずねると
手を指して「あれ」

建物は意外と小さかったのですが
見えたときはうれしかったですね

サリサリなどで出会ったピノイに

何10回、、、

「WHY ARE YOU WALKING?」

「I CAN’T UNDERSTAND」

「I CAN’T BELIEVE」

そう言われたかわかりません

そりゃそうですよね
ジプニ~で30Pほどのところを
ウォ~タ~、コ~ク、ブコジュ~ス300Pくらい払って
ハ~ハ~ ぜいぜい、ゲホゲホ

暑さにやられ、痛んで進むのを嫌がる足を前に出して
1日歩き続けるなんて

それを3日間連続で、、、

「わかってくれよ」そう言う方が無理な話ですよね


建物の前に立つと
まだ暗くならないうちに到着できてよかった

そう、しみじみとした気持ちになってきます


IMG_0964.jpg


最終地点の石碑を写真撮っていると
フィリピンでときどき見る
良質な人間の顔をしたおじいさんが近づいてきました

「ARE YOU WALKING?」

「YES, I’M SUPER TIRED」

私のカメラで石碑と私が写っている写真と撮ってくれて、、、

ひとりですから初めてなんですよね

それから自分のカメラを取ってくると家に入っていきました

カメラで私を撮ってくれて
アルバムと鍵も持ってきてくれていて
もう6時半で少し薄暗いですが中に入らせてくれました

旧サンフェルナンド駅舎は博物館みたいになってよく手入れされています
電気も点けてくれましたし

アルバムを見ると
日本人、フィリピン人の顔が、、、、

若者、老人、老夫婦

5月7日には毎年マラソンも行われるとか

アルバムをめくっていくと
目に止まったものがありました

岩崎宏さんの名刺です

そのおじいちゃんもよく憶えていて
この人は奥さんと一緒に来られたと、、、

奥さんの名刺も私に見せてくれました

考えてみれば2月の山登りに参加させてもらい
その人柄に一発でファンになり

岩崎さんたちが歩かれるなら私も歩きたいなと思った
死の行進ル~ト

今年は5月の出発だったかと、、、

私は6月の渡比ですから今回はムリでしたが
いつの日にかは必ず一緒にと思っていた矢先の

突然の訃報

なにか気落ちしてしまいましたが
せっかくだから一人でも歩こう、歩いてみよう

そして歩き始めた4日間

最後の場所で岩崎さんに会えたような気がしました

行ってよかった
最後まで何とか歩けてよかった

最後の最後になって
岩崎さんの笑顔を思い出して

私の旅は終わりました




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